ともともです。ブログ閲覧ありがとうございます。
ここ数ヶ月はコロナショックの影響で荒れ相場ですが、その中でも比較的安定した業績を残している企業達を見てみると生活必需品セクターに属している企業が多くいます。
その生活必需品セクターETFの代表格であるVDCについてまとめてみました。
僕自身もセクター別ETFの存在は知ってはいましたが、あまり細かい特徴まではつかんでいなかったので良い勉強となりました。
生活必需品は景気が落ち込んだ際でも株価や業績が下がりにくいセクターと言われています。
いわゆるディフェンシブセクターですね。
VDCはこんな方に向いているのかなと思いました。
興味がある方はぜひ記事を読んでいってください。
◉ 個別銘柄はむずかしい、よく分からない⇒ETFがいい!!
◉ セクターの中でもリスク分散したいいから生活必需品全体に投資したい
◉ ディフェンシブなポートフォリオを構成したい
ではよろしくお願いします。
VDCの基本データ 2020年3月31日現在
■運用会社:バンガード
■ベンチマーク:米国の生活必需品セクターの大型株、中型株、小型株を網羅する、MSCI USインベスタブル・マーケット・生活必需品25/50インデックスに連動
■設定日:2004年1月26日
■ETF純資産総額:約40億ドル
■経費率:0.10%
■構成銘柄:92
株価の推移はこんなようになっています。
2004年のVDC設定日から、SPX(S&P500指数)との比較です。
値動きのバターンは似ていますが、現在までの株価ではS&P500よりも高い結果になっています。

主な構成銘柄 トップ20
こちらが構成銘柄92企業のトップ20となっています。
上位10企業だけでも構成割合の50%以上です。バンガードから信用されている証拠でしょうか。日本でも人気の銘柄が多いです。
これらの優良・有名企業にまとめて投資出来るのはETFの魅力的なところですね

続いて、構成している細かいセクターの比率です。
よく考えれば、こうなるよなって感じです。

VDCのリターン
設定したときから換算するとリターンは8.76%。リーマンショックと今回のコロナショックも少し加味されているのですごい数字だと思います。
10年前からだと9%超です

こちらは10年前に10,000ドル投資した場合、現在まで保有したら2.5倍になっているというグラフです。

配当履歴
配当が終えるのが2010年からでした。それまでは配当出してなかったと思われます。
4月23日現在の配当利回りは2.3%です

以上がVDCについてになります
ご存じの方は多いと思いますが、生活必需品ETFは他にも存在します。
- ブラックロック社の【KXI】
- ステートストリート社の【XLP】
です。
ですが、僕が最終的に推すのは【VDC】です
理由はいくつかありますが
大きな理由の1つは経費率です。KXIの経費率0.46%なのでちょっと高いです。
実際XLPの経費率は0.13%でかなり低くリターンに大きな違いがないためどちらでもOKと思いますが、個人的にはリターンが同程度なら経費率が少しでも低いほうが長期的に良い結果をうみだすと思っています。
賛否もあると思いますが、生活必需品セクターは歴史的に見てもリターンを生みやすいセクターです。今後の市場動向が変化して今までのようなリターンが得られない可能性もありますがすぐに人気が急落することも考えにくいと思います。
保有銘柄に追加するにも一考に値するものでしょう。
今回は以上となります。ありがとうございました。
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