ともともです。ブログをご覧になっている方、ありがとうございます。
僕は金融関係でも会計や経理の仕事でもないただの個人投資家です。自分なりに会計や財務3表の本を読んだり、FPで基礎を学んだりしていますがやはり経済、金融、会計関連の仕事をしている方々とは見る視点や解析・分析能力が違うのは承知しています。
そんな僕だからこそ出来ることがあると信じて愚直にブログを書いていこうと思います。
今回は米国株投資を始めるにあたってよく目にする(耳にする)『セクター』という言葉。
僕も完全には覚え切れていない部分もありますし毎回調べたりしているので、自分のためにまとめるという意味も含めて初心者のかたにも通じるようにセクター分類についてまとめてみようと思います。
ではよろしくお願いします
セクター分類と構成比率

代表企業はティッカーシンボルで記載しています。構成比率は変動しますので、3月22日現在で僕が調べた限りです。
上位5つのセクターで約8割を占めています。たしかに超有名で時価総額も大きい企業ばかりです
セクターの特徴と代表的企業
情報技術 Information Technology
このセクターはイメージしやすいと思います。ソフトウェア、ハードウェア、インターネット技術、情報技術、半導体事業などです。
時価総額でトップクラスの企業も多く、現在のところ最も成長が期待されているセクターかもしれません。(人にもよりますが)
MSFT(マイクロソフト) 時価総額ランキング1位
時価総額1兆446億ドルのというわかの分からない規模を誇っている世界のマイクロソフト。説明不要かと思います。
大人気で多くの投資家から今後も安定した成績を期待されています。

APPL(アップル)時価総額ランキング2位
時価総額1兆30億ドル。こちらも説明不要。マッキントッシュから始まり、いまや日本でのiPhone人気はすごいですね。macの人気も高いですし(僕は現在windowSです)
なんたってデバイスがかっこいいですよね。多くの投資家が成長性を望んで投資しています。
ヘルスケア Health Care
こちらもイメージしやすいかなと思います。
人の健康に大きく寄与するセクターで、米国においてはヘルスケアは大きなシェアを誇っています。今後も重要なマーケットになるでしょう。
一般的には不景気に強いセクターといわれていますが、政策変更や訴訟リスクなどを抱えています。
JNJ(ジョンソン&ジョンソン) 時価総額ランキング9位
時価総額 3160億ドル。
ヘルスケア業界ではトップの企業となります。バンドエイドをはじめとした製品と多くの医薬品・医療機器を扱っています。
こちらにJNJについての記事もあるのでご覧頂けたら幸いです。

UNH(ユナイテッドヘルスグループ) 時価総額ランキング17位
時価総額1959億ドル。米国最大の医療保険会社です。他に薬剤給付管理を始めとした医療情報を提供する事業もしています。
金融 Financials
景気敏感セクターとも言われており、金利上昇局面や好況時に強いセクターです。
JPモルガン、バークシャー・ハサウェイ、 ウエルズファーゴなどが代表格です。
こちらもアメリカを代表する企業が多いでしょう。時価総額も比較的大きめのところも。
JPM(JPモルガンチェース) 時価総額ランキング10位
時価総額2566億ドル。投資・融資や資産運用など総合金融サービス。ちなみにJPモルガンとチェース銀行の合併でできた企業です。
BAC(バンクオブアメリカコーポレーション) 時価総額ランキング20位
時価総額1716億ドル。世界各地に拠点を持つ巨大金融機関。金融系では第2位の規模を誇ります。有名なバフェットさんも多額の投資をしています。

通信 Communication Sevices
固定回線、ワイヤレス通信、光ファイバーなどネットワークを利用した通信サービスや、放送・出版・広告などを通じた事業をしています。動画配信サービスも大きな割合を占めてくるようになりました。
5G企業も多いです。僕からすると通信も情報技術もあまり変わりません。どちらも高度のIT、AI技術を駆使したハイテク事業です。
FB(フェイスブック) 時価総額ランキング6位
時価総額4267億ドル。しらない人いますか?いたら教えてくださいといいたくなるような有名企業。インスタグラム・メッセンジャーも運営しています。月間のユーザー数は20億人くらいといわれています。アホほど多いですね。
GOOGL(グーグル) 時価総額ランキング4位
時価総額7341億ドル。こちらも知らない人いますか?第2弾。『ググる』という言葉も広辞苑に乗る勢いですね。検索システムのキング。ヤフーもグーグルの検索アルゴリズムと聞いています(ITにくわしい人ほんとですか?)
YouTubeやクラウド事業も運営していて収益は巨大です。
一般消費財 Consumer Discretionary
一般的には景気敏感系のセクターといわれています。
消費者向けの小売り業や製造業、サービス業などさまざまな企業が連なっています。ディズニーもここです。
いろいろな企業があるため不況でも強い企業も多く、銘柄選択が重要となるでしょう。
個人的には好きなセクターの1つです
AMZN(アマゾン) 時価総額ランキング3位
時価総額9190億ドル。これも通信事業でしょといいたくなる。まあ元々本を売っていたからなのか。
アマゾンも説明不要だと思いますが、EC事業とクラウド事業などがあります。

HD(ホームデポ) 時価総額ランキング21位
時価総額1659億ドル。世界最大級のホームセンターです。米国に約1900店舗あるとのこと。
住宅リフォーム、建設資材・サービスでは米国最大の小売りチェーンで約2000店舗展開しています。インターネット販売などもしていますが、店舗販売も堅実です。
資本財 Industrials
宇宙、航空、防衛、鉄道、建設、物流など資材の製造、販売、商業サービスの提供など。
一般的に景気に敏感で、景気がいいときに株価が上昇傾向となりやすいとされています。
LMT(ロッキードマーティン) 時価総額ランキング72位
時価総額820億ドル。 米国最大の軍用機メーカーです。他にミサイルや防衛システムなど。国やNASAと取引をしています。
MMM(スリーエム) 時価総額ランキング86位
時価総額718億ドル。 様々な事業に参入しているコングロマリットです。工業用の製品やヘルスケア製品、一般向け文房具まで多岐に渡る製品を製造しています。 NYダウにも入っています。
生活必需品 Consumer Staples
一般的には不景気には強いといわれています。小売業などで生活に必要なものを制作・販売している企業たちです。
PG( プロクター・アンド・ギャンブル ) 時価総額ランキング11位
時価総額2529億ドル。いわゆる『P&G』ですね。世界最大の日用品メーカーといえます。
洗剤やシャンプー、はぶらし、おむつ、生理用品などなど。生活に直結する商品が多数あります。マーケットが巨大で、売り上げも安定しています。
WMT(ウォールマートストア) 時価総額ランキング8位
時価総額3233億ドル。米国とプエルトリコで会員制のスーパーマーケット、ディスカウントストアを多数展開しています。インターネット事業にも力を入れています。こちらもマーケットは大きいです。

エネルギー Energy
石油価格や中東関係、国策などに株価が影響されやすい側面があります。石油・ガスの探査・発掘・開発・運搬・販売などの事業
XOM(エクソンモービル) 時価総額ランキング35位
時価総額1385億ドル。世界最大級のエネルギー会社であり、 石油・ガスの発掘から精製、化学品製造、輸送も行い、石油事業の上流から下流まで垂直統合型のビジネスを展開しています。米国内での政治的影響も強い企業です。
CVX(シェブロンコーポレーション) 時価総額ランキング45位
時価総額1116億ドル。メジャー石油会社の1つ。 原油、天然ガスの探査、開発・生産から加工、液化、輸送まで一括したサービスを提供しています。世界中で事業展開しています
公益事業 Utilities
電力、ガス、水道事業などインフラを提供する企業が多いです。一般的には不況時に強いセクターです。
長期投資に良いとされ債券的に買われることもあります。
NEE(ネクステラエナジー) 時価総額ランキング61位
時価総額937億ドル。
風力発電や太陽発電などの再生エネルギーのアメリカ最大手持ち株会社。フロリダ州を中心とした地方に電力供給もしています。
DUK(デュークエナジー) 時価総額ランキング72位
米国最大級の電力会社であり、ノースカロライナ、サウスカロライナ、オハイオ、インディアナ、ケンタッキーで電力を提供しています
不動産 Real Estate
不動産物件の売買や賃貸、管理サービスを行う企業の集合体です。景気や金利の影響を受けやすいとされています。REITは利益の9割を株主還元するため、高配当を期待する投資家が集まる傾向にあります。
AMT(アメリカンタワーコーポレーション) 時価総額ランキング68位
時価総額865億ドル。不動産投資信託で、米国内でワイヤレス通信、放送用タワーの保有、運営、開発を事業としています。
こんな感じでセクター分類とそれぞれの特徴・代表銘柄を挙げてみました。
企業は挙げていくとキリがないし、僕もまだ代表企業しかよく知りません。
初心者のかたが買いやすいと思うのは以下の3セクターかと僕自身は思います。生活に直結するものたちで、人がいる限り(少なくても今後10年から20年くらい)は使用されると思っている企業達です。
- ①生活必需品
- ②ヘルスケア
- ③通信or情報技術
当然人によっての投資方針だったら資金力だったりでも違いますので、それぞれで考えて投資していただければと思います。その考える過程が楽しいです。
では今回はこの辺で終了です。誰かの参考になればうれしいです。
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