ともともです。ブログ閲覧ありがとうございます。
今回は自分のインスタグラムでも紹介している米国高配当系ETF6種の紹介と比較をしてみました。
最近SPYDの増配があってTwitterなどでも話題になっていましたが、高配当ETFで月々のまたは日々のキャッシュフローの足しにしていくというのは株式投資の魅力だと思います。
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今回の記事の内容は
- 米国高配当ETF6銘柄とは
- 高配当ETFに投資するメリット・デメリット
- 6銘柄の比較
- 筆者の保有銘柄と今後の予定
という流れになっています。
このような方はぜひこの記事を最後まで読んでみてください。
- 高配当ETFについてどんな種類があるのか知りたい
- おすすめの銘柄同士の比較が見てみたい
- 結局どれを選べばいいのかわからない
それではよろしくお願い致します。
高配当ETF 6銘柄とは
今回ご紹介する高配当系ETF6銘柄は以下の通りです。
異論反論あるかもしれませんが、私はこれらが高配当系に属していると認識しているため今回はこれで進ませて頂きます。
米国高配当ETFに投資するメリット&デメリット
メリット
分散効果が得られる
ETFに投資することで、勝手に約80~数百にわたる企業に投資できることになります。
これは高配当系に限ったことではありませんが、上記のように多くの企業に投資することになりますので個別企業に集中投資しているよりもリスクが分散できます。※ここでいうリスクとはいわゆる『危険性』のことを指しています。
個別企業に集中投資しているとその企業の決算やバッドニュースによって大きく株価が左右されることになりますが、ETFであれば個別の理由で大きな変動が起きることはほぼ発生しないといえます。
安心して投資できるといのは大きなメリットですね。
またこれだけの多くの企業に一気に投資できるのもETFのメリットですよね。自分で探し出して投資するも結構めんどくさいものです。
市場平均よりも高い配当利回り
例えばS&P500の平均配当利回りは2020年12月現在1.59%となっています。ある程度変動もありますが、2%いけば高いでしょう。
今回紹介するETFの多くは3%前後(細かくは後述します)ですので、ETFに投資するだけで市場平均以上の配当利回りを得られることになります。
米国の安定した経済の恩恵を受けられる
今や米国は世界ナンバーワンの経済大国で、200年にもわたり株式市場も右肩上がりとなっています。
これが未来永劫継続するかは誰にもわかりませんが、現時点ではアメリカの経済力と株式市場のパワーを頂かない手はありません。
中国やインド、その他のアジア圏の経済成長も目覚ましいですが株価として現れるのはまだ先の話でしょうから。
配当を再投資することで投資効率がアップ
配当の使い道は自由です。ですが投資効率の面から言えば配当を再投資することでより配当の威力を感じられるでしょう。
あのアインシュタイでさえも『福利は人類最大の発明』と言っていますので福利の威力は絶大ですね。
デメリット
爆発的な利益はない
これはパッシブ型の商品や高配当系ETFに多くあてはまると思いますが、株価の爆発的な伸びはないと思ってください。
理由の1つに多くの企業に分散していること
理由2つめとして高配当系の企業の多く(全部ではありませんが)が成熟した企業や業績であるためこれ以上の伸びが期待できない
であると考えています。
爆益を期待するときには個別銘柄しかありません。
税金や為替の問題
これは米国株をはじめとした外国株に起こることですが、配当を得たときの配当所得に関する税金と日本円から外国通貨に変換する際の為替差損の問題があります。
こればっかりは受け入れるしかありませんが、これらの問題をスルーしてもいいくらいのメリットがあると僕は考えています。
条件によっては米国で課税される分の税金を控除できますでの詳しくは税務署や税理士に聞くと教えてくれます。※無資格者が個別に教えることは法律で禁止されています
6銘柄の比較 一覧
比較項目は下記の通りとしてみました。
下記項目以外の項目についてはご自身でチェックをお願いします。
❶設定日 ❷純資産額 ❸経費率 ❹構成銘柄数 ❺ベンチマーク ❻配当利回り ❼構成セクター比率 ❽リターン ❾ベータ値
※2020年12月調べ時点の数字です
評価として
◎加点項目については黄色マーカー
▲減点項目と思う箇所には赤色マーカー
をつけてみました。(独断です)
ETFの種類 (運営会社) | SPYD (State Street) | VYM (バンガード) | HDV (ブラックロック) | VIG (バンガード) | DVY (ブラックロック) | DHS (WisdomTree) |
設定日 | 2015/10/21 | 2006/11/10 | 2011/3/29 | 2006/4/21 | 2003/11/3 | 2006/6/16 |
純資産額 | 23億ドル | 380億ドル | 58億ドル | 620億ドル | 144億ドル | 7700万ドル |
経費率(%) | 0.07 | 0.06 | 0.08 | 0.06 | 0.39 | 0.38 |
構成銘柄数 | 80 | 414 | 75 | 212 | 100 | 295 |
ベンチマーク | S&P500の中で 配当利回りが高い80企業 | FTSE ハイディビデンド・ イールド・インデックス | モーニングスター配当 フォーカス指数 | NASDAQ US ディビデンド・ アチーバーズ・セレクト・ インデックス | ダウ・ジョーンズ U.S. セレクト・ディビデンド・ インデックス | ウィズダムツリー・ ハイ・ディビデンド・ インデックス |
配当利回り(%) | 4.54 | 3.13 | 4.02 | 1.16 | 3.7 | 3.76 |
構成セクター比率 | ①金融26.07% ②不動産18.22% ③エネルギー11.59% ④情報技術9.65% ⑤通信7.41% ⑥公益10.08% ⑦素材6.69% ⑧生活必需品4.43% ⑨一般消費財3.58% ⑩ヘルスケア2.29% | ①金融20% ②生活必需品13.7% ③ヘルスケア13.7% ④資本財9.8% ⑤公益9.1% ⑥情報技術8.9% ⑦通信8.3% ⑧一般消費財6.3% ⑨エネルギー5.8% ⑩素材4.4% | ①ヘルスケア20.48% ②エネルギー19.79% ③通信15.33% ④生活必需品14.94% ⑤公益7.77% ⑥情報技術7.21% ⑦資本財6.7% ⑧一般消費財3.42% ⑨金融2.96% ⑩素材1.06% | ①一般消費財22.9% ②資本財21.1% ③ヘルスケア14.6% ④情報技術12.2% ⑤生活必需品10% ⑥金融8% ⑦公益5.3% ⑧通信3% ⑨素材2.9% | ①金融26.78% ②公益20.54% ③素材8.66% ④エネルギー8.46% ⑤通信8.05% ⑥情報技術7.41% ⑦生活必需品7.26% ⑧一般消費財5.65% ⑨資本財4.91% ⑩ヘルスケア1.89% | ①情報技術16.53% ②ヘルスケア16.29% ③生活必需品12.07% ④公益11.36% ⑤不動産10.76% ⑥通信10.71% ⑦金融9.46% ⑧エネルギー8.11% ⑨資本財2.70 ⑩素材0.91% ⑪一般消費財0.62 ⑫その他 0.49% |
リターン(基準価格) ・設定来 ・5年 | ・6.10% ・6.43% | ・7.46% ・9.02% | ・9.44 % ・6.93% | ・9.42% ・14.16% | ・7.42% ・7.77% | ・5.20% ・5.56% |
ベータ値 | 不明 | 1.00 | 1.05 | 1.00 | 1.10 | 不明 |
◆設定日については古いほうが歴史があるため、様々な景気の波や市場の変動も乗り越えてきているとうことでプラスにしています。
◆純資産額は多いほうが当然GOODです。少ないとファンド自体がなくなってしまうリスクがありますからね。でもいずれも大きい会社が運営しているものなので急に消失するというのは考えにくいですね。
◆経費率は0.06も0.08もあまり変わりないですが、0.38となるとやや大きいとい印象です。
◆構成銘柄数に関しては多ければいいのかという議論になるかもしれませんが、分散効果という面で多いものをプラスにしておきました。少なければ必ずしもマイナスではないですが(上昇相場であれば少ないほうが波に乗りやすいこともあります)
◆配当利回りは当然高いほうがプラス
◆リターンは7%以上あればプラス、SPYDの6は可もなく不可もなくという評価。DHSの5%はあまり旨味がないと判断しマイナス

筆者のおすすめ(好み)と保有銘柄
おすすめは結論から言うと【VYM】です。
理由は以下に述べていきますが高配当ETFのおすすめ銘柄というのは完全に個人の好みの領域ですのでご容赦ください。
いうなれば、高配当系ETFの中でおすすめを選ぶという行為は
【全世界インデックスファンド】と【全米インデックスファンド】のどっちかを選ぶ
という行為とほぼ同義です。つまり優良な高配当ETFであればどれを選んでもあまり変わらないと思っています。
それでも僕が絶対に選択しないものとしては、DVYとDHSです。
この2つは経費率の問題とDHSに関してはパフォーマンスも低いので除外します。
難しいのは残る4つですが、やはり純粋な高配当という観点からはVIGは除外。
VIG自体は連続増配企業を中心にラインナップされていますし、リターンも高く素晴らしいETFです。
ご自身のポートフォリオの中にVIGが入っていることは全く問題ないと思います。ただ今回は外す決断になります。
亜型としてここに組み込んだのは僕ですが、とてもいい商品なので今回ご紹介してみました。
SPYDもHDVもいい商品なので、僕なら持っておきたいですね。
実際に保有している商品
SPYD と VYM となります。
まだ資金面で2つしか保有していませんが、今後はHDVも購入できたらいいなとは思っています。
おすすめ証券会社
これはネット証券以外に選択肢はありません。
まだ証券口座を開設していないという方はまずは開設だけでもしてみてください。
特に米国株投資を考えている方は、特に以下の3証券会社がおすすめです。
今回は以上となります
いかがでしたでしょうか。もうすでに有名な高配当ETFについてでしたが、一覧になっている記事も少ないですので今回まとめてみました。
ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。
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