ともともです。ブログ閲覧ありがとうございます。
今回は糖尿病関連の治療薬が有名なNovo Nordiskさん。
厳密には米国企業ではなく、ADRとしてアメリカで売買可能な銘柄です
ADRに関して説明すると別の記事になってしまいますので今回は割愛しますが、日本でも購入可能です。
ではよろしくお願いします。
【参考サイト】
https://www.gurufocus.com/stock/NVO/summary
企業特徴
創業 | 1923年 |
時価総額 | 1,560億ドル |
従業員数 | 43,730人 |
セクター | ヘルスケア |
本社 | デンマーク |
主な商品 | ■糖尿病関連薬剤 ・インスリン投与の際に使用する針 ・血糖測定器 ・インスリン ・経口糖尿病薬 ■内分泌疾患に対する治療薬 ・成長ホルモン ■ホルモン補充療法 ■血友病治療薬 ■肥満改善薬 |
配当利回り | 1.83% |
事業展開 | 約170カ国で販売し、80カ国に関連会社が存在 |
国際糖尿病学会によると世界で糖尿病患者は4億6,300万人いると推定。この全部の患者を対象しているわけではないですが、NVOは世界の糖尿病薬の29%のシェアを誇っています。またNVOの売上げの半分を糖尿病治療薬が占めており、NVOにとっても重要なセクターとのことです。
遺伝性疾患とされている一型糖尿病はインスリンが必須なため今後の需要はあるでしょう。
また業界では初めてのGLP-1 錠剤「Rybelsus®」にも期待しているようです
商品カテゴリー別、地域別 売上げ比率

またグラフの通り北米の売上げが50%を占めていることや、アメリカでは3000万人の糖尿病患者がいること、大量の肥満体がいることで北米での売上げの重要性が高いとのこと。
主要セグメントである糖尿病&肥満改善セグメントとその他の売上げ/営業利益率割合

財務・業績
EPS・成長率
10年で14%の成長率です。グラフにしても右肩上がりなので素晴らしいですね
少しの落ち込みもないのは珍しいかなと思います。

売上げ・粗利率・営業利益率
売上げは数年ほぼ変わっていない様子。ただ粗利率ほぼ80%超えなのはすごいですね。
PFEでも70%後半、JNJは60%後半です。営業利益率も30%後半から40%前半と良い水準です。同業他社と比較しても高いレベルです

キャッシュフロー
営業CFは概ね上昇傾向です。投資CFも無理な範囲ではない様子ですし、フリーCFもそれに伴い上昇傾向です。

利益効率 ROA・ROE
ここ数年はやや下がり傾向なのが気になりますね。ただしROA・ROEともに立派な数字です。

配当・配当性向
配当は2回/年。ほぼ減配はなく、ほとんどが増配傾向です。
配当性向が50%前後となっています。

財務安全性
財務の不安定性や危険性は見る限りなさそうですね
✔ 自己資本比率:0.43
✔ 負債比率:0.08
✔ 流動比率:1.00
✔ 当座比率:0.73
PER:25.7
糖尿病という分野で大きなシェアをとっているNVO。業績も財務も問題無く、成長性も今までは問題なし。
ADRということ意外は特段大きな問題はなさそうな印象です。
また血友病や代謝・内分泌系疾患といった慢性的に薬剤投与が必要になる分野も取り入れているところも収益として計算されるところでしょうか。
PER25という数字ですが、総合すると割安だと踏んでいます。
僕自身のPFとしてヘルスケアセクターが少ないのでNVO購入検討しています。
では今回はこのあたりで。ありがとうございました。
コメント