ともともです。ブログ訪問頂き、ありがとうございます。
今回の企業分析は表題通り、皆様一度は耳にしたことがありそうな【インテル】という会社です。
ティッカーシンボルは【INTC】です。
ではよろしくお願い致します。
《参考サイト》
https://www.morningstar.com/stocks/xnas/intc/quote
https://www.gurufocus.com/stock/INTC/summary
企業特徴
創業 | 1968年 |
時価総額 | 2,120億ドル |
従業員数 | 110,800人 |
セクター | 情報技術、technology |
配当利回り | 2.61% |
事業セグメント | ① DCG(データセンターグループ) ② IOTG(IoTグループ) ③ Mobileye ⇒AIや自動運転技術などの技術開発 ④ NSG(不揮発性メモリソリューショングループ) ⇒SSDで使用されるインテルOptaneなどのメモリ商品 ⑤ PSG(プログラマブルソリューショングループ) ⑥ CCG(クライアントコンピューターグループ) ⇒こちらが売り上げ主要部門 エンドユーザー向けに販売されている商品に使用されている CPU事業です ⑦ その他 |
【事業セグメント別 売上高】

【事業セグメント別売上比率】

【事業セグメント別営業利益】

【事業セグメント別営業利益比率】

【地域別売り上げ比率】

【株価の推移】

財務・業績
EPS/成長率
グラフの通り上昇傾向です。10年の成長率は9.923となっています。
成長率からしても成熟企業という印象です

売上げ推移、粗利率、営業利益率
売上げは徐々にですが上昇しているようです。
特に粗利率はなだらかに低下しているように見えますが、利益率自体の数値は高水準なものだと思います。

営業・投資CF、フリーCF
営業CFは近年特に上昇しています。それに伴いフリーCFも上昇傾向となっています

利益率各種 ROA・ROE、WACC vs ROIC
ROAとROEで変な乖離はないようです。数字自体も良好な結果といえます。

■WACC:3.97% < ROIC:20.44
WACCよりROICが大幅に上回っているので良しとします。数値自体は業種によっても変化しますが、ここでは詳細は割愛します。
効率よく利益を上げられているという数字です
配当・配当性向
配当金は2019年までは上昇傾向でした。配当性向に関しても異常な数字でもなくむしろ近年は30%前後まで戻してきています。
2020年もこのままの予定では配当金は維持されるようです

財務安全性
主要な項目は以下の通りです。
比較的財務も安全性が高いと思われます。
自己資本比率 | 0.54 |
負債比率 | 0.47 |
流動比率 | 1.97 |
当座比率 | 1.58 |
インスタント・カバレッジレシオ | 30.68 |
PER:9.21
7月発表の第二四半期決算での主な業績
■ 総収入 前年同時期と比較して20%(32億ドル)アップ
■ 粗利駅 前年同時期と比較して6%(6億ドル)アップ
■ 営業利益 前年同時期と比較して23%(11億ドル)アップ
■ EPS 前年同時期と比較して29%(0.27ドル)アップ
■ 営業CF 前年同時期と比較して38%(46億ドル)アップ
【バランスシート 前年比較】 単位:mill usd

【キャッシュフロー 前年比較】 単位:mill usd

感想
今回の四半期報告は素晴らしいといえる業績だっと思います。
一方、7nmの半導体生産の遅れを発表しているのが気になるところです。
AMDやTSMCなどの技術革新が目覚ましいようで昔ほどインテルの優位性が得られにくくなっているとも言われています。
ただ財務は安定しており、業績も問題ないように見えます。すぐに大きく崩れるようなことはないと思われます。
テレワークなどの需要増大を受けて業界全体が活気づいているので、その点もインテルにも追い風になるかと考えます。
僕はもう少しウォッチしてみようかなと思っています。
今回はこのあたりで。ありがとうございました。
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